世界一周の旅プロローグ【世界一周の旅の始まり】旅する理由

あの日、私はどうしょうも無く疲れていた

仕事が終わり、渋谷の駅構内にある本屋さんに入る

本を目で追っても目で追っても、何も文字が入ってこない
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あれほど本が好きだった私なのに、もうこの時は本さえも拒否していた

ただ、ひたすら本棚をすり抜けてた

そんな時、ふと一冊の本に目が留まった

入口を入ってまっすぐ突き進み、右側にあった旅行本コーナーにある一冊だった

まさか、その本が私のその先の人生を変えることになるとはつゆ知らず

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何かと出会うことで、人生は変わる

あの日あの時出会った一冊の本によって、人生の歯車がカチャカチャと音を立てて回りだしたんだと思う

振り返ってみると、高校時代に父がみてた「深夜特急」が始まりだった。

深夜特急とは、旅人たちの間ではかなり有名な本で、沢木耕太郎氏による紀行小説である

大沢たかおが主人公で、ドラマ化したものを父が見てたのである

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あの頃から、あんな旅がしたいと思うようになった

小さい頃から、旅行好きな両親に育てられ、長期休暇の度に旅行に行った

小さい頃は、旅行に行くと、普段は買って貰えないアイスクリームを食べられたり、普段は食べられない美味しいものを食べられたりとそんな理由で私も旅行が好きだった

景色がどうとか、空気がどうとか、その頃の私に理解できるはずもなかった

そんな幼少時代を過ごしたため、私にとって旅行は日常の一部だった

大学生になり、友達を誘って色々なところに旅行に行くようになる

その頃はまだ、旅行で充分だった

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世界一周夫婦旦那tomoは、新婚旅行が初めての海外旅行だった

その時、旅行に目覚めた訳ではない

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のちに行く、ニュージーランドワーホリ中にNZ横断を車でし、その時から旅に目覚めるようになる

アジアを周るようになり、更に旅熱がヒートアップする

今となっては、完全な旅依存症夫婦の出来上がりだ

旅は人を魅了する

非日常は、人を虜にする

今まで出会ったこともないものたちに出会い、今まで出会ったことのない環境に身を置く

恐らく、脳内で何か麻薬のようなものが出てるのだろう

試練の連続のようだが、それがまたいと楽し

どこでも生きていける自分に酔いしれる

電気も無いネパールの山奥でも、
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トイレに行くのにランタンを持って行かないといけないインドの町でも

空港泊しようと思ったら、深夜に空港が閉鎖されて空港から追い出されても

病院も無いような田舎町で食中毒にかかり、もう変なものは食べないと心に誓ってみたり

宿が見つからず、真冬のヨーロッパの寒空の中、車の中で寝る事になっても

それでも旅は辞められないのだ

それどころか、むしろそんな経験が旅を面白いものにしてくれる

ここにいたら得られない幸せをたくさんくれるのが旅なのだ

「なんで旅に出るの?」

なんて質問をよくされる

私からしてみると、正直この質問はナンセンスだと思う

旅に出るのに、本当は理由なんてないのだ

素敵な景色をみたい

とか

美味しいご飯を食べたい

とか

自分探しをしたい

とか?

人には色々な理由があるのかもしれない

でも

実際のところ

旅に出たところで、何もかわる事なんてないし

すべては自分次第

自分の中に答えはある

今目の前にある現実は

すべて自分が作り出したものだ

過去の自分によって、作り出された現実なのだ

だから

旅中どう過ごすかで

未来も変わる

変えることが出来る

すべては自分次第

自分の行動次第なのだ

日本にいても、旅をしてても

原理は同じなのだ

すべての答えは自分の中にある

そして

誰と出会い

何をするかで

未来は変わる

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私の人生はの歯車は、あの日からまだ回ったままだ

時計回りに

順調に回ってる

すべての出会いは必然だ

あの日の出会いも

だから必然なのだ

あの日あの時

あの本屋さんに行ってなければ

今私は
ここにいないかもしれない

これが、過去の自分が今の自分を作っているということ

そして今の自分が未来の自分を作るということなのだ

まだ20代だった私に会えたら言いたいことがある

本屋さんに入ってくれてありがとう

あの本と出会ってくれてありがとう

素敵な未来を作ってくれてありがとう

運命のあの日から10年後

私たちは旅に出る

二つのバックパック

そしてパソコンバッグ

一つのリュックサックと共に

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韓国横断グルメツアー!やっぱり韓国はグルメ大国だったへ続く

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