タイに住んでると、道端に小銭が落ちてるにをよく目にします。
お金を落とした事に気付いていないのか、もしくは気付いていても拾わないのか、どちらなのでしょう。
タイの人たちは、なぜ小銭を拾わないのでしょうか?
日本より圧倒的に多いタイで道端に落ちてる小銭
ますが、特に1バーツ、それ以下のサタン硬貨はなかなか使うこともないでしょう。
99バーツという値段設定をしていても、1バーツのお釣りはくれなかったり。
そんなの常なのがタイという国です。
また、タイでは1バーツのお釣りはもらわないという方も大半だったりします。
5バーツ、10バーツとなると結構貴重なお金になりますが、それ以下の小銭にタイの人たちはとても無頓着な感じがします。
ちなみに、5バーツは約15円程、10バーツは約30円ほどで、15バーツあれば豆乳とパートンコーと呼ばれる揚げパンのセットの朝食が屋台で食べられてしまいます。
タイでの生活が長くなり、タイではよく小銭が落ちてる理由がわかるようになってきました。
まず一つ目に、タイの人たちは小銭入れを持ちません。
ここ最近は、タイの人たちも普通に財布を持つようになりましたが、以前は財布などは持たずにポッケの中にそのままお金を入れてたのがタイの人たちです。
その日暮しの人たちも多く、稼いだお金をその日に使う。
そのように生活してる人たちも多かったのです。
今現在はかなり状況が変わり、近代化しているタイですが(^_^;
そうは言っても、まだ小銭入れを持ってる人って少なかったりします。
小銭はそのままポッケに入れて、バイクに乗る時に鍵を取り出したりして落とすとか、スマホを取り出す時に落とすとか、知らないうちに落としている人が多いようですね。
落とした事を気付いてもそのままにしてる方だったり、気づかずに去ってしまう方だったり、様々です。
では、なぜ落とした事に気付いてもそのまま去ってしまうのでしょうか?
タイの人は小銭を落としてもそのまま放置するの?
タイの人が小銭を落としてもそのまま放置する理由は、「地面は不浄だ」という考えからなのかと最近気づきました。
タイの人たちにとって、足の裏というのは不浄な部分です。
足を人様に向けてはいけませんし、人をまたぐなんて事はタイでは絶対にしてはいけない事です。
そんな不浄な部分である足をついて歩く地面というのは、タイの人たちにとって不浄な場所です。
不浄な場所に落ちた小銭は、不浄な小銭という事になってしまうのかなと。
タイでは、日本とは異なる文化が健在しています。
近代化して日本とそうそう変わらない暮らしができるようになってきてはいますが、そんな中にもタイの人たちの90パーセント以上が信仰する仏教は根強く生きています。
仏教の考えに基づいてみると、いろいろと腑に落ちる点が見えてくるのです。
小さなことに運を使ってしまうという意味
また、もう一つの意味合いとしてタイの方々は日本人以上に運気を大切にします。
「小銭を拾う」という小さなことで運気を使ってしまうのはもったいないという意味もあるのかもしれません。
日本でも、小銭を拾うことは「そんな小さなことに運を使っては勿体無い」という考え方がありますが、もう一つの考え方として、道端に落とされている小銭を蘇らせてあげることで、お金を循環させるという考え方もあります。
お金は循環させてこそ、金運はアップしていくものです。
後者の考え方は、あまりタイの人たちの中にはないのかもしれませんね。
タイでは、小さな焦点などでは1バーツ以下の小銭は受け取っていただけない所も結構あったりします。
そういうのも、タイの人たちは面倒だと感じてるのかもしれません。
所変われば考え方もいろいろと異なるんだという事を垣間見る事ができる海外暮らしは、これだからやめられません。
育った環境が違えば同じ日本人同士でもかなり違う部分がありますが、それが外国となるとかなり顕著です。
いろいろな考え方があるんだ!という事を日々学ばせていただいてます。
一つの価値観に縛られたくない!
そんな方には、タイのようなおおらかな国での暮らしもとってもおすすめです(^_^)