16時間のバス移動~ネパールからインドまでの道のりはとてつもなくハードだった~

サビットリーと別れたあの日、お釈迦様の生まれた町である【ルンビニ】という町までバスで行く

ルンビニまでは、そんなに時間はかからなかった

6時間位だったかな

日本で6時間のバス移動と言うと、かなりハードな移動だと今の私なら思うはず

あの頃の私は、6時間なんて大したこと無い移動になっていた

そう、人は慣れる動物だから…

ルンビニでは、お寺巡りをする

ブッダが悟りを開いた場所

ルンビニにたどり着くまでに、どうしても読んで起きたかった漫画があった


「ブッダ」BY手塚治虫

データーで持ってたので、なかなか読むのが大変だった

そしてルンビニの町は、予想通りの町だった

巡礼者のための宿泊施設もたくさんあった

ルンビニの町は、一泊だけして通り過ぎただけで

私たちの次の目的地は、インドの「バラナシ」という町だった

ガンジス川のある街

そして、ヒンドゥ教の人たちが人生の幕を閉じる時に訪れる、そんな街

ネパールのルンビニから、インドのバラナシまでは、16時間越えの移動だった

さすがにこの移動は堪えた

なぜなら、ネパールからインドのバラナシまで抜ける道は、とてつもない悪路だったのだ…

そして、おんぼろバス

座る所なんて、ほぼ無いに等しいそんなバスだった

以前、タイからカンボジアへ陸路移動したことがあった

あの時も、陸路移動してかなりの悪路だったのを覚えてるけれども

あの時の比じゃなかった

あの時は、ちゃんとイスに座れてたから…

ネパールとインドの国境の町、スノウリ

ネパール川のイミグレーションを出て、国境を歩いて越えて、すぐにインド側の国境がある

歩いて国境越えをしたのは、人生で何度目だろう

そんなことを思いながら、まだ朝もやのかかる国境を後にする

牛をよけながら走るバス

ツーリストバスをチョイスしていれば、おそらくもっと楽な移動だったはず

だけど、

やっぱりローカルバスは面白い

色々なドラマがある

観光客なんて、こんなバスにあまり乗らないから、インド人の大きな目でジロジロ見られる

何か行動するごとに、凝視される

それもまた旅だ

それにしても、このローカルバスは、なかなか休憩をしないバスだった

トイレが限界に達した時

運転手さんに言ったら、商店の前で停めてくれて、商店の人にトイレを貸すように伝えてくれた

そこでバスも休憩となる

商店の人の家のトイレを借りてトイレに行く

チャイを売ってたので、インドに入国して初めてのチャイを飲んだ

ネパールからインドに来て

チャイの味も変わり、チャイの大きさも変わる

ネパールのチャイは、普通のコップに入ってたけれども

インドのチャイは、小さなコップだったり、飲んだら土に返すタイプの陶器のチャイだった

飲み物が変わり、国が変わったんだなと思うことが良くある

私は深夜特急で、沢木耕太郎氏の書くお茶の記述が大好きだった

様々な国のお茶の変化が楽しみでならなかった

朝早くに出発し、インドに着く頃にはもう夜もどっぷり更けたころだった

そしてその日はバラナシは停電してた

インドに到着し、バラナシと言う町の迷路みたいな路地に迷うという洗礼を受けることになる

夜も更けたバラナシの町で

最新情報をチェックしよう!
広告