ネパールのストライキ~とあるネパールの田舎町の友人を訪ねた時の物語~

やっぱり今日もバスは来なかった

ネパールの田舎町に住む、ネパール人の友人ファミリーを訪ねた時のことだった

観光客なんて、ほぼ行く人はいないであろう、そんな小さな村

住所だけで、そこまでたどり着けるか、かなり不安だったが、なんとかなるものだ

ネパール語で書いてもらった住所、そして友人の写真を手に小さな村にたどり着く

お店も家もほぼない、何も無い国道上でバスを降ろされる

その時には、本当にたどり着けるのか、不安しか無かったけれども

なんとかなるものだ

たまたま人がいたので話しかけてみると、友人のお母さんだった

写真と住所だけを頼りに…

勿論、何も言葉は通じない

更に、ネパール人の友人はその時日本にいた

いつ行けるかわからないけど、遊びに行くね

とだけ伝えて、彼のファミリーを訪ねたのだった

彼のお母さんだという人は、彼のファミリーの家に案内してくれる

一度も会ったことも無い、どこの誰だかもわからない私たちを、彼のファミリーは大歓迎してくれた

「ジャパニーが来た、ジャパニーが来た」と。

その村には、ネット環境なんてものは無く、友人の奥様サビットリーが私の友人に電話をしてくれた

そこで、やっとサビットリーも意味が分かったようだ

その時、サビットリーはほんの数単語程度の英語しか話せなかったのだ

もちろん、日本語も…

その日から、サビットリーは村中を案内してくれる

村中みんな知り合いの、そんな小さな村だった

村で有名なスポットに連れてってくれる

そして、その日からご馳走三昧だった

パーティ三昧だった

私はここで「お客様をもてなすことの意味」を知った

なかなか

日本にいると実行できる事が少ない

自分がいっぱいいっぱいの時なんて、特に何もできないことに気づく

一日一日を精一杯生きる友人ファミリー

この村に滞在させて貰ったこと

サビットリーファミリーと出会えたこと

すべて意味のあることなんだ

ネパールという国は、ストライキの多い国だ

突然、政府のストライキが始まり、交通機関が麻痺する

ツーリスト専用のバスなどは、運行されたりするが

この小さな村にツーリスト専用のバスなど通りもしなかった

私たちは、この時先を急ぐ理由があった

どうしても、数日後までにインドにたどり着かなければならなかった

ビザの期限も残り少なかったのと、インドで逆周りで旅してる友人と待ち合わせをしてたのだった

誰かが困ってると、村の人全員で色々協力してくれる

しかも、たまたま訪れたよそ者の私たちのために、みんなで知恵を絞ってくれる

どうして、こういう事が出来るのだろうか…

いつも自問自答してた

結局、危険をおかして、ツーリスト専用バスに乗れる場所まで車を出してくれた人がいた

ネパールでは、政府のストライキの時には働いてはいけないことになってるのだった…

働いてることがばれたら、罰金を取られるのだとか

そんな理不尽な…と思ったけれども

それがネパールという国なのだ

郷に入っては郷に従わなければならない

ここで出会った友人ファミリー、そして村の人たちにも感謝しかない

友人とサビットリーには

その後、再会することになる

やっぱりまた、JAPANという国で

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