エジプト行きの船に乗るため、ヨルダンの港町アカバへやってきた
エジプトへはどう行くか、迷ってた所
ヨルダンからフェリーで行けるという情報をキャッチする
フェリーで入国なんて言うのも面白いな。という事で、フェリーで行くことにした
フェリーで別の国に行ったのは、おそらく香港からマカオにスターフェリーで行った時のみだったはず
香港からマカオへのフェリーは、場合によっては激しく揺れるので結構大変だった覚えがある
海の状況によりけりだ
ヨルダンのアカバから、エジプトのヌエバという街までのフェリーはなかなか快適だった
時間通りに出航しないという事を除いては…
お昼の12時発のフェリーが、結局出発したのは夜の20時過ぎ
そして、ヨルダンのアカバから、エジプトのヌエバまでは1時間で到着予定だったのが、3時間もかかってしまった
ローカルな旅はどうなるか本当にわからないのだ…
エジプトには、深夜に入国することになった
疲れ切っていたため、ヌエバで泊まろうと思ったりもしたが、ヌエバに宿泊できそうな宿はなかった
仕方無いので、目的地であるダハブまで行くことにした
日本人カップルと、仲良くなったオーストラリア人の旅人と車をシェアする
仲良くなったオーストラリア人男性は、もう既に10年も旅してるというつわものだった
大好きな町、マレーシアのペナンのゲストハウスでも、ずっと旅しながら仕事してるというオーストラリア人に出会ったことがある
10年前の事
その頃からWEBで仕事をしながら旅してるというオーストラリア人男性は、かなり私にとって魅力的な存在だった
将来的にそうなりたいと思ったのも、その頃からだった
彼らのような人たちを、PT(perpetual traveler)と呼ぶ
パーぺチュアルトラベラー=終身旅行者
つまり、永遠のトラベラー
あまり聞きなれない言葉かもしれない
色々な生き方があるということ
彼は言う
「たまにだけど、さみしくなるんだ」と。
たまに、祖国に帰りたくなると。
既にオーストラリアに彼の家はない
だけど、たまに帰ってゆっくりしたくなるんだ
と。
色々な人生があるんだな…
と思いながら入国したエジプト
はじめてのアフリカの大地に足を踏み入れた瞬間だった