砂漠に魅せられて~ヨルダンのワディラム砂漠で過ごす夜の事~

ヨルダンと言えば、砂漠を思い浮かべる方も多いかもしれない

正解であり、不正解でもあるヨルダンの町

岩に囲まれた町

ヨルダンの砂漠の記事を書くのは、あの時からおそらく今回で4回目のはず

私たちの旅中、ラジオを聴いててくれた方は、知ってる話かもしれない

そして、当時の日記を読んでてくれた人たちも

街を離れると何もない

それだけ私は、ヨルダンの砂漠に魅了されてしまったということ

今までは、「砂漠の音」をキーワードに書いてきたので、今回は「視覚的」に書きたいと思う

砂漠の入り口

ヨルダンのアカバという街から4WDで進む

ワディラムの砂漠の入り口へは、車で1時間程で到着する

町から砂漠へ景色も変わって行った

ワディラム ヨルダンの砂漠

砂漠へは、もちろんベドウィンと共に

ベドウィンとは、砂漠の住人のことを指す

砂と岩しかない世界

砂漠で暮らしてる人々がたくさんいる国だった

砂漠というと、何を想像するだろうか

ワディラムは、赤土の大地

うねる赤土

火をおこすためも枯れ木集め

ただただ続く赤土しかない

そんな場所だった

何も無い場所

ただ、風が吹き抜ける場所

何も無いからこそ、すべてが浮き彫りになる場所

ワディラム ヨルダンの砂漠

どこから太陽が昇ってどこに太陽が沈むか

電気も砂漠のど真ん中にある訳もないので

流れる星たちがあまりにも綺麗だった場所

夕日

日本にいたら絶対にこんな体験はできない

何も無い、不自由さの中から生まれる美しさ

そんなものがたくさんあるのが砂漠だった

砂にはまって動けなくなるあ

風が吹き、砂が流れる音を聞くのが大好きだった

夕日

海の波の音とはまた違う砂が流れる音

たきぎの火の燃える音

ワディラム ヨルダンの砂漠でのキャンプ

そしてキツネたちの足音

一度も目にすることは無かったけれども

広い広い砂漠の大地のどこに隠れてたのだろうか

夕日

夜に食べたチキンの骨を

拾いに来た狐たち

結局姿を見ることはなかった

砂漠で食べる バーベキュー

無の時間は、人の思考を活性化させる

そんな時間だ

砂漠に連れてってくれたベドウィンの一人には、すべて見透かされてた

無音の世界って耳が痛い

どんな風に生きてきたかという事を

人種が違っても

生きる場所も何もかも違っていても

分かり合える人とは分かり合える

ワディラム ヨルダンの砂漠

彼らに教えて貰ったことはかなり響いている

今でも…

「考えすぎるな。楽に生きろ!」

すべてが美しすぎた、非日常な時間だった

旅は非日常だけれども

旅を続けるうちに、非日常から日常へと変わっていく

そんな中で

砂漠は、恐ろしいほど非日常を味わえるそんな場所だった

ワディラム ヨルダンの砂漠

もともとは、ワディラムに行く予定はなかったのだけれども

旅人の友人の一言で行くことを決めた場所

そして最高に好きになった場所

人の意見を聞くという事は、どんな場面でも重要なんだ

最後に決めるのは自分なんだから

ワディラムの砂漠から帰り

そろそろ移動の時が近づいてきた

次の国

エジプトへ

ワディラム ヨルダンの砂漠
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