世界を旅して思ったこと~旅をつまらないものにするものとは~

「安いホテル、案内するよ~」

空港に降り立つと、そんなお声がよくかかるアジアの国々

長距離バスを降りたところ

長距離列車の停まる駅などでもよくみる光景だ

ネパールのおっちゃんと

「本当に安いの?」

「大丈夫大丈夫、信じて」

なんて言ってくる人は、なかなか信用できなかったりするけれども

話てみて嘘が無さそうな人

人の好さそうな人には着いていくこともある

なぜなら、彼らにも家族がいて生活があるから

そうやって生きてる人たちだから

バリの子供

旅中、働きもせずに手を差し出す人たちのことは、ずっと考えてた

最後まで、答えは見つからなかったけれども

でもやっぱり私は、彼らに一時しのぎのお金を渡すのは良いことだとは思えない

そうやって、今まで生きてきた結果だとしか思えないのだ

冷たいのかもしれない

だけど、働こうと思えば働けるのに、なぜ?

と思ってしまう自分がいた

そして、子供にまで同じことをさせる親が許せなかった

なぜなら、「ワンダラー」※一ドル頂戴の意味

と言って、手を差し出す子供たちの目は、揃いも揃って死んでいたから…

その点、働いてる子供たちの目はキラキラしてた

バリの子供

まだ子供なのに

と思ってた時期もあった

だけど、子供のころから両親の背中を見て育ち、働く子たちはみんなキラキラしてた

やらされてる感はまったく感じられなかった

バリの洋服屋さんにて

現地の人たちとは、なるべく関わりたかった

関わるように旅をしてた

旅をつまらなくするもの

それは過剰な警戒心だと思う

バリの食堂で

旅慣れない間は、ガイドブックの情報を鵜呑みにする

私たちも若かりし頃はそうだったように

「空港などで声をかけてくる現地の人について行っちゃダメだ」とか、

書かれてたりする

バリの家族と

空港にいる現地の人と言うのは、確かに高確率でぼったくりの人だったりする場合が多いのも事実だ

だけど、みんながみんなそういう人たちではないということ

現地の人を警戒するという事

それは誰もが通る道

韓国にて

警戒することももちろん大切だけど

警戒しすぎてると、出会いのチャンスを失ってしまうことにもなってしまう

警戒心のボタンを一つ、二つ、三つ程取って旅することで

たくさんの出会いが生まれる

信じることから生まれる出会い

床屋のにいちゃん

旅中出会った人たちと、今でも繋がってる

そして、今現在一緒に仕事をしてる人たちもいる

あの時もしも警戒心丸出しにしてたら

今の私たちは無いと断言できる

最低限の警戒心をポケットに詰めて

旅をすることで、楽しい旅をすることが出来るのではないかと思う

ネパールのお茶屋さん

そして

私は今でもあの日の出会いを明確に覚えてる

土埃舞うネパールの首都、カトマンズの地での出会い

バリの子供
最新情報をチェックしよう!

ネパール 旅物語の最新記事