スロバキアからチェコ、そしてポーランドへ

ハンガリーからスロバキアへ

スロバキアは、ただ通り過ぎただけの国だった

スロバキアからチェコ、そしてポーランドへ

お城をみに行き、スロバキアからのドナウ川もみた

でも、これと言って何かをした訳ではない

私の中で、スロバキアはパプリカ粉の国だった

スロバキアからチェコ、そしてポーランドへ
スロバキアで食べたパプリカ粉があまりにも美味しかったから

今でも、あの時パプリカ粉を買わなかった事を後悔してる

スロバキアからチェコ、そしてポーランドへ
急ぎ足な分、どうしても記憶も薄い国だった

これが人の記憶というものなんだと思う

スロバキアを抜けて、チェコへ入国する

チェコもまた、可愛い国だったという事位しか覚えてない

ただ、チェコのプラハでは、いつだったかの時代にタイムスリップしたような、そんな感覚に陥った

スロバキアからチェコ、そしてポーランドへ
プラハの街並みを丘の上から眺める

そこはまるで、テレビの中の、童話の中の世界だった

スロバキアからチェコ、そしてポーランドへ
屋根の家が揃ってるだけで、こんなに美しいとは

クロアチアのドブロブニクで感じた美しさとはまた別の美しさを感じた街並みだった

スロバキアからチェコ、そしてポーランドへ
どうしても行きたい場所があった
プラハにあるカフカの生家だ

カフカの過ごしたこの街、あの本の題材になったお城が目の前にあらわれた

スロバキアからチェコ、そしてポーランドへ
お世辞にも、明るい気分になれる場所ではなかった

小道を入っていった所にあるカフカの生家

 

カフカはこの場所で、来る日も来る日もあんな文章を書き続けてたのか

この場所だからこそ、不条理が生まれたのか…

スロバキアからチェコ、そしてポーランドへ
もし、私がここにいたら

今みたいな明るい未来は描けなかったかもしれない
丘の上からのプラハの街と、カフカの生家のあった場所と、私の中でまったく別の国のようだった

人の生涯をどうこういうつもりもないし、人の生涯に興味もない

ただ単に、どういう場所であのカフカの作品が生まれたのか、知りたかった

ただそれだけだ

私が覚えてる、旅から帰国後約4年経とうとしてる今の私が覚えてるチェコは、それだけだった

また次にプラハに行く機会があれば、演奏会に行ってみたいと思う

時間の都合で行けなかったから…

スロバキアからチェコ、そしてポーランドへ
そう、翌日私たちは待ち合わせをしてたのだ

グルジア、アルメニアで出会ったポーランドファミリーの家に遊びに行くことを
この日の夜、悲劇は訪れた
予約していた宿が閉まっていたのだ

何度かそういう事があったので、結構当たり前の事なのかもしれない

ヨーロッパ、特に東欧などでは、民家を宿として提供してる所が多かった

もちろん、今はやりのairbnbのようなものじゃなく、きちんと登録されてる宿だった

スロバキアからチェコ、そしてポーランドへ
宿泊する予定だった場所は、街中から少し離れた場所にあった

基本的に、私たちは街中では宿泊しない

ちょっと離れた所の方が、安くて良い宿に泊まれるのを知っていたから

次の街に移動するための通り道にある宿なら、街から離れていようが特に問題なかった
そんな訳で、この時は結構何も無い場所で宿に宿泊できないと言う悲劇が起こったため、結構焦った

さすがに、東欧の有料道路でもなんでもない場所で、車内泊する勇気もなかった

そして、結構移動を続けてたので、疲れてたのも事実だった

スロバキアからチェコ、そしてポーランドへ
もちろん、こんな場所でwifiなんて通じる訳もない
見つけた宿に、値段を聞きに入る
多少高かったけれども、背に腹は代えられない
こんなトラブルが起こるのもまた旅だ

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