月食が来る度思いだす【インドのとある田舎町で皆既月食をみた日のこと】

インドの一番大好きな町、ブルーシティ

町全体が青い町だ

インドに来るまで、ブルーシティなんて町は知りもしなかった

たまたま知った町

たまたま来た町

最初、青い町を観た時には、不思議な感覚に陥った

早朝にバスで到着し、朝日が昇るか昇らないかの時間だったのにバスの停留所には客引きがチラホラと姿を見せる

時間も時間だったけれども、賭けに出ることにした

お目当ての宿へ向かう

空いてなかったら、それまでだ

また時間をつぶす方法を後で考えればいい

幸いなことに、お目当ての宿のスタッフは起きていた

まだ、こんなに早い時間だったのに

だけれども…

部屋は無かった

仕方ないので、知り合いの宿を紹介して貰う

紹介された宿もまた、素敵な宿だった

インドでは、屋上がレストランになってるタイプの宿がとても多い

この宿もまた、そんな宿だった

日が昇り始めたブルーシティの町を、屋上のレストランから一望する

そしてこの町を好きになる

「ここは住める」

そんな風に思えた町だった

素敵な町、ブルーシティで皆既月食の日を迎える

皆既月食は、全世界共通だ

月が地球上にある限り、世界のどこにいても、皆既月食をみることが出来る

違う場所にいるのに、世界が近く感じる瞬間

地球が丸いと感じる瞬間

この日、日本の友人と

ネパールの友人と

そしてインドの私たちと

全世界の人々が同じ皆既月食を見上げていた

ブルーシティの宿の屋上から見る皆既月食は、見事だった

周りが暗いから、本当に綺麗に見えた

恐らく、日本にいたら、こんな風に皆既月食をみることはなかなかないはずだ

こんな風に時間を使えることの素晴らしさ

旅人ならではだ

ブルーシティの宿の屋上のレストランで

カレーを食べながら皆既月食の始めから終わりまでみたあの日の事は

一緒忘れることは無い

そして今日、2015年4月4日もまた、皆既月食を迎える日だ

午後9時に、皆既月食の最大を見られるそう

…………………………

時間がある方は是非、皆既月食をご鑑賞くださいませ(^^

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