ルーマニアからハンガリーのブタペスト
ハンガリーと聞いて、何を思うだろうか?
のどかな道をひたすら走り、たどり着いたハンガリーのブタペスト
ここでは、夜景とドナウ川を楽しみにしていた
クラシックをかじった事がある方なら、ご存じの方も多いはずなドナウ川
私は、ピアノの世界に生きてきたので、ドナウ川とは縁が深かった
もともとは、ブタペストは「ブタ」という政治の街と「ペスト」という商業の街の二つに分かれてたそう
それが統合してブタペストとなった
ハンガリーの首都であるブタペストは、ドナウのバラだとか、ドナウの真珠だとか、とにかく美しい街として称される街だった
それと同時に、温泉の街でもあり、ホテルのお風呂でも温泉を堪能することができた
蛇口をひねれば温泉が出てくるだなんて、最高すぎるハンガリーという国。
さらに!
旅人の間で有名なのがフォアグラだった
ハンガリーと言えばフォアグラと言う程、多くの旅人たちが市場でフォアグラを購入して堪能していた
フォアグラなんて、結婚式のお食事で出てくる位しか、あまりお目にかかる事も無かったけれども
最近ではファミレスでも食べる事ができるようだ
フォアグラ以外のハンガリー料理も、なかなか美味しかった
そして、ハンガリーのワインにハマる事になるとは、この時は思いもしなかった
ハンガリーは、世界的に有名なワインの産地だったのだ
ハンガリーでは、世界三大貴腐ワインとして有名な、トカイワインを飲むことができた
そして、私のハンガリーのブダペストの目玉は、ドナウ川の流れだった
「リスト」の曲が好きで、高校生の時に初めて聞いて以来、虜になった
その時まで、私はずっとショパンの曲が好きだったのに…
ショパンが弾きたくて、ずっとピアノを続けてきたのに…
いつか、自分の足でリストの故郷を訪れてみたいと思ってた
ドナウ川は、ヨーロッパの中部から東部を流れる川で、この美しき川の流れに耳を傾けながら、視覚的に、聴覚的に彼らは何を感じてあの壮大な芸術を生み出したのか
私がみた、私が感じたドナウ川は、寂しい中でも凛とした、そして厳かなドナウ川だった
もしかしたら、その時の自分の気持ちを映し出してくれる川なのかもしれない
今、ドナウ川を訪れたらまったく違う感想を持つかもしれない
それでこそ、多くの人たちを魅了する自然なんだろうと思う
ブタとペストを繋ぐ橋、くさり橋の夜景も最高だった
昼と夜ではまったく違う顔を持つブタペストの街
複雑な歴史の中で、この国の人たちは何を思って生きてきたんだろう…
たまに、そういうことを思うようになった
ヨーロッパは、急ぎ足で周らないとシェンゲン協定があるため、間に合わない
私たちは、結構時間が限られていた
ドナウ川に大満足し、スロバキアに向かった