2017年末までにバンコクの屋台は本当に消えてしまうのか!?

ちょっと前に、「バンコクの屋台が2017年末までに一斉撤去される」だなんていうニュースを見ました。

バンコクの屋台といえば、世界各国からの観光客の方々にしても目玉的な存在なのではないでしょうか?

バンコクの屋台が無くなってしまったら、悲しいなんてものではありません。

果たして、本当に2017年末までにバンコクの屋台は消えてしまうのでしょうか?

バンコクの屋台はなぜ撤去されるのか?

バンコクには、本当に至るところの屋台があり庶民の方々の大切な食事となっています。

そればかりじゃなく、観光客の方々にとってもバンコクの屋台って「観光の一環」となってるのではないでしょうか?

色々な屋台があり、何を食べようか作ってるところを見ながら選ぶのってかなり嬉しいところですよね。

道を歩いてたら、屋台からとっても良い匂いがしてきて食べたくなって買ってしまった!なんていう事も多々あるでしょう。

日本では屋台はお祭りなどの非日常でしか体験できませんので、タイの屋台は観光としても本当に嬉しいものなはずです。

そんな屋台が撤去されてしまうのは、「秩序の問題と衛生上の問題」からなのです(>_<)

STREET FOOD vendors will disappear from Bangkok by the end of the year in the interests of cleanliness, safety and order, the Bangkok Metropolitan Administration (BMA) says.
衛生や安全の問題を解決するため、今年の終わりまでにバンコクの屋台を一掃する。

Yaowarat and Khao San Road will be our next goal in clearing out illegal vendors, Wanlop said.No exceptions.
ヤワラート通り(中華街)とカオサン通りは残すが、それは次のターゲットになる。
例外はない

バンコクでは実際に街を歩くのが大変な程の屋台が

実際の所、バンコク中心部では本当に街を歩くのが大変な程の屋台が乱立しています。

まさに、カオスとはこういうことを言うのか!と言う状態のバンコクですが、中心部などで屋台から上がってくる熱気、そし匂いなど全て含めてそれがバンコクだと思ってます。

でも、一部の人たちにはこれらの屋台は邪魔なのでしょう。

そして衛生上の問題というのは確かにあるかもしれません。

食べ物を扱ってる訳ですから、いろいろな小動物が出ることにもなりますし、ゴミの処理の問題もあります。

食べてそのへんにゴミを捨てる人がいるのも事実です。

だからといって、ヤワラートと呼ばれる中華街とカオサン以外の屋台を全て撤去するだなんて悲しすぎます。

上流階級の人たちは屋台は利用しない?

2017年末までにバンコクの屋台は本当に消えてしまうのか!?

タイで屋台を利用するのは、中流、そして下流の方々です。

上流階級の方々は、屋台で食事は基本的にしないようですね。

チェンマイに住んで驚いたことが、このことだったりします。

私が屋台を食べると言うと、「辞めたほうがいいよ!」と一喝されました。

それが一回だけならまだしも何度もあるわけですから、やはり基本的に上流階級の方というのはあまり屋台は食べないのでしょう。

屋台の料理は、はっきりいってとっても美味しい物が多かったりします。

でも、体に悪いものだからこそ美味しいのかもしれませんね。

バンコクのヤワラートとカオサンの屋台はどうなるの?

The government will improve the pavements and impose zoning and opening hours on street food vendors on Yaowarat and Khao San roads in Bangkok.
ヤワラート通り(中華街)とカオサン通りの屋台については、将来的に「場所や開店時間」について規制されるだろう。

こんな事が記載されていました。

ヤワラートやカオサンの屋台も、将来的に規制されるようになると書かれてますが、カオサンも一時期に比べると今は本当に寂しい状態になってます。

カオサンロードがバックパッカーの聖地ともてはやされていた時代には、かなり多くの屋台がカオサンロードを本当にカオスな程乱立していました。

場所代をきちんと支払って営業してる人もいれば、警察が来れば途端に屋台をたたむ人も。

とにかく、観光客にとっては選びたい放題の屋台たちでした。

パッタイと呼ばれる焼きそばだったり、クレープだったり、欧米人でも食べることができる屋台がカオサンロードには多かったりします。

虫の揚げたものなども、写真を撮ると一回10バーツ、買うと50バーツなどと書かれていて大人気でした。

怪しい日本語が書かれたTシャツの屋台だったり、タイパンツの屋台だったりカオサンを歩けば食事の屋台からお土産の屋台、そして偽学生書の屋台まで何でもありでした。

青空マッサージの屋台も連日出てました。

今のカオサンは、本当に当時から比べると閑散としています。

いろいろな規制が入り、営業ができなくなった屋台もたくさんいるからです。

さらに規制が入るとなると、本当にどんどん屋台目当てに観光に来る人たちはどうなるのでしょうか?

写真映えするタイの屋台

2017年末までにバンコクの屋台は本当に消えてしまうのか!?

タイと言えば屋台が象徴される文化だと勝手にイメージしてますが、おそらく世界中の方々がそう考えてるのではないでしょうか?

タイの物価の水準も上がり、本当にタイという国は昔ほど安い値段で生活することはできなくなってきています。

為替の関係もあり、長期滞在の方は痛手を受けてるのではないでしょうか?

そんな我が家も打撃を受けてますが(ー_ー;)

タイに来て、バンコクで写真を撮ろうと思ったら寺院などの写真もそうですが、やはり街の活気を表す屋台の写真を撮って持ち帰るのは自然の流れです。

これが無くなったら、バンコクってただの都会になってしまうのではないかと不安が募ります。

バンコクはどんどん発展を遂げ、本当に大都会です。

新宿かどこかに来てしまったのではないかと、中心部では感じるほどです。

少し離れると、屋台が乱立してるため「タイにいるんだ!」という気持ちになりますが、これらが無くなったらと思うと。

心配なのが屋台で暮らしている人たち

バンコクには、屋台を営業している知り合いのおばちゃん、おじちゃんがたくさんいます。

知り合いと言っても、何度も通ううちに仲良くなった人たちですが何年も前からの顔見知りで万が一規制が入ったらどうなるんだろう?と心配です。

彼らの仕事を奪うことにもなってしまうのではないかと。

屋台を切り盛りして暮らしてる人たちって、本当にたくさんいますよね。

規制が入ることで、これから先そんな人たちはどうなるのか?

どこか行き場があるのか?

地方に行くことになるのか?

地方ではバンコクほど稼げないはずですし、どうなっていくのでしょうか?

タイの人たちの気質から、何か法律ができたからといって100パーセント守られるわけではないので完全に屋台がなくなる訳ではないかとも予測されます。

営業をしていて、手入れの警察などが来たらさっとどこかに隠れるとか。

そんな事になるのでしょうか?

なぜか、タイの人たちは罰金を支払う事にあまり抵抗がないように思えて仕方がありません。

何年も彼らを見てきて、日本人のように罰金に対する抵抗ってない感じなのです。

これも彼らの長所なのでしょうか?

いずれにしても、個人的には屋台は完全に消える日が来ないでほしいと願うばかりです。

完全に撤去されるだなんて言う事になる前に、お気に入りの屋台、知り合いの屋台の方々に会いに行きたいと思ってます。

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