アートなバリ島ウブドにて出会う、そしてバリヒンドゥー教儀式に参加

インドネシアのバリ、ウブドはアートな町だ

街を歩けば犬に当たる前に、アートにあたる

町全体がアートだった

アートな町であり

雑貨な町であり

人々が優しい町

そして神々が宿る国、宿る町ウブド

私は芸術的な人間じゃなため

どれが良い絵なんてよくわからなかったけど

一枚だけ心惹かれる絵があった

大きい絵なんて持って帰れないから

悩みに悩んだ末、小さな絵を購入した

描いてる人の心が写し出されてるような、そんな絵だったから

インドネシアと言う国は、ほとんどの人がイスラム教の国だ

そんな中、バリの大部分の人たちはバリヒンドゥー教を信仰する

インドネシアの中でも、独特の文化を持つバリ島

バリヒンドゥー教は、ヒンドゥー教の中でも若干緩めのヒンドゥー教とされている

実際に、信仰してる人々の信仰心は

その後インドやネパールで出会った人たちの信仰心には及ばなかった

「牛を食べちゃいけない」とか「お酒を飲んじゃダメだ」っとか

私がバリで友達になった人々は、普通牛は食べるし、お酒も飲んでた

「たまにならいいんだよ」

と言ってた

そうは言っても、神様を信仰する気持ちはきちんと持ってるバリの人たち

路地裏を散策してると

何やら儀式のようなものが行われてた

「なんだろう?」と思って見物してると、

「中においで」と呼ばれる

どうやらこの儀式の主役は、お母さんと赤ちゃんのようだった

お母さんと赤ちゃんに、次から次へと聖水をかけたり、アクセサリーを付けたり
お祈りをしたりしている

話を聞くと、赤ちゃんが生まれて3ヶ月のお祝いの儀式だった

バリ・ヒンドゥー教では、人生は「生まれる」「生きる」「死ぬ」の3段階に分けられる

バリの赤ちゃんは、「ウパチャラ・ティガブラナン」と呼ばれるこの儀式を通過して初めて、人間として認められることになるのだそう

そして「生きる」という段階に進むのだ

赤ちゃんを産んだ母親も、この儀式を通過するまで「不浄」とされるのだそう

バリでは、様々な儀式を通過しながら大人になっていく

バリの人々は、バリ・ヒンドゥー教の慣わしを大切に守りながら、生活していた

どこかを観光する訳でも無く

ただ単に街歩きをするだけでこんなにも楽しめる

そして色々考えさせられる

ウブドもまた、住むように旅した町だった

ウブドと言う非日常の中繰り返される日常

ビザの関係上、バリを出る日は決まっていたけれども

ここもまた

ずっと居たいと思える町だった

こんなウブドの町、良く晴れた暑い日に

一人のタクシードライバーの男性と出会った

これもまた、偶然の出会い

そして、信じたことから生まれた出会いだった

どこまで人を信じて良いかの見極めは、本当に難しい

だけど、私たちは信じてみることにしてる

今後もきっと

このスタンスは変わらないだろう

そして生まれた物語

ドライバーのマデさん物語

続く

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