欧米人の方々は、本当にディスカッションが大好きなんだなとつくづく思います。
旅をしてた時もそうですが、こうしてチェンマイに住んでいる今も、欧米人の方はすぐに「○○はどう思う?○○について、話をしよう」と言ってきます。
もちろん、私自身もタイという国はここまで変わったのか、と思わざるを得ません。
そんなファランとのタイについての対話です。
ディスカッション好きな欧米人の方々
欧米人の友人はたくさんいますが、本当にみんな揃いも揃ってディスカッションが好きだなと思います(^^;)
タイの友人たちも、何かしらニュースがあると「○○のニュースについてどう思う?」と聞いてきます。
日本にいると、あまりニュースについて友達の間で、「ねえねえ、○○で事件だね。この事件についてどう思う?」という話ってあまりしないかと思われます。
が、ファランの方々と一緒にいると、必ずそういう話になります。
そして、みんなそれぞれきちんと意見を持ってるのです。
「うーん、どうでもいいかな。」なんて言った日には、「君には意見がないのか?クレイジーだ」なんて言われてしまう始末です。
タイの人たちの変化
そんな中、タイの7年住んでるファランの友人とタイの人たちの変化についてのディスカッションがなされました。
タイの方々の変化は、本当に目まぐるしいと思います。
10年程前に、私たちはチェンマイにマッサージを習うために住んでましたが、あの頃と今のチェンマイはまるで異なります。
チェンマイの街自体も異なりますが、なんと言っても変わったのはやはり「人」なのです。
ファランの友人曰く、「7年の間にタイの人たちはどんどん太って行った。」と言ってました。
もっともだと思います。
私たちが昔チェンマイに住んでた時には、こんなにもビュッフェのお店はありませんでした。
今は、本当にチェンマイにはビュッフェのお店がかなり多いのです。
タイの人たちは、ビュッフェ大好きなのです。
人々も豊かになり、美味しい食べ物にお金を使えるようになりました。
そのため、どんどん太って行ったとファランの友人は言います。
昔は、本当に細い人たちばかりでした。
暖かい国の人たちというのは、食べ物に困ることもありませんし、たとえお金が無かったとしても生きていけると言われています。
種を撒いておけば、何でも実りますし、豚やら牛やら色々な動物もタイにはたくさんいます。
川に行けば魚も取れますし、果物も至る所になってます。
そのため、本当に計画性がありません。
お金を持ってるとすぐに使ってしまうようで、いつもお金がないと言ってるタイの友人がいます…。
貯金よりも借金が多い国民性なのかもしれません。
計画性のないタイの人々
日本人や寒い国の人たちというのは、基本的に色々と計画をして過ごします。
でも、ファランの友人曰く「タイの人たちは本当に計画性がない」んだそうです。
例えば、ビュッフェなどでたらふく食べるのも、将来的に病気になるリスクを考えてないんだと。
今の事しか考えてないから、あんな食べ方が出来るんだ。なんて言います。
確かに、タイの人たちと食事に行くと本当にものすごく食べます。
ただ単に食べるだけじゃなく、ものすごく甘い物もたくさん食べますし、恐ろしく甘いものをたくさん飲みます。
あんなに食べて何で細いの?といつも思うのですが(^_^;)
体質の違いでしょうか。
砂糖は、ティースプーン5杯じゃ済まないようなコーヒーを飲んでます。
私は見ているだけで恐ろしくなってしまうのですが…。
また、味の素のような化学調味料も大好物です。
既に、日本で言う所の鳥ガラスープ味がついてるラーメンに味の素をスプーン山盛り3倍を入れたのを観た時には、驚きを隠せませんでした。
既に味がついてるものに味の素や砂糖、その他色々な調味料で味付けをしてから食べるのです。
かなり濃い味つけになってる事が予想されます。
そんな姿を見て、ファランの友人は計画性が無さ過ぎるといつも言ってます。
SNS好きなタイの人たち
そして、友人が言うにはスマホをタイの人たちがみんな持つようになり、タイは世界一のSNS国だと言います。
例えば、どこかに遊びに出掛けて観光をしたりしてる時間よりも、SNSに投稿してる時間の方が長いんだそうです。
どこかの素敵な観光名所に出掛けて行ったとします。
例えば、チェンマイのグランドキャニオンに行くとします。
1時間グランドキャニオンを堪能したとしたら、SNSをしてるのはその倍の2時間だと言います。
グランドキャニオンの写真をFBに投稿し、何日もかけて少しずつ投稿して行くんだそうです。
そして、コメントのやり取りなどを続けます。
ファランの友人が、とても興味深いを事を言ってました。
タイの人たちは、自慢が大好きだと。
「こんなに良いものを持ってるんだよ。こんなに良い所に行ってきたんだよ。」という自慢をしたがるんだそうです。
昔のタイの人たちは、そんなじゃなかったのに7年の間に変わってしまった。といつも言ってます。
そう言われてみると、みんな良いものを持ってます。
特に自慢された訳じゃないのでなんとも言えませんが、ファランの友人の目にはそう映るのでしょう。
ちょっと前に、タイで流行ったバイクがあります。
そのバイクは、本当は安いバイクなのに別の国で作って輸入する事で税金が加算されてバイクの値段がかなり高くなります。
そして、そのバイクが高いと言うのはタイの人たちはみんな知っていたそうです。
本当は安い品物のバイクなのに、「俺はお金持ちなんだ」という事を自慢したいがために、そのバイクを購入するタイの人が大勢いたそうです。
「本当は安いものを、見栄のために高値で購入するだなんてクレイジーだ…」
とファランの友人は言いますが、もっともな意見ですね。
もちろん、そんな方々ばかりではありませんが、そういう方も多いのでしょう。
街が発展し、そして人々の暮らしも豊かに連れて人々が変わるというのも当然と言えば当然の話です。
もちろん、あの頃好きだったチェンマイは、今ここにはありません。
が…、違った意味で今この地はとても居心地の良い場所に発展しています。
当時は、かなりの確率でお腹を壊してた私ですが、今現在は殆どそういう事が無くなりました。
10年の年月を経て、タイという国はあの頃に比べるとかなり衛生的な国になりました。
健康で文化的な暮らしという日本の憲法の第何条だか忘れてしまいましたが、そんな暮らしができるようになった証拠です。
日本と変わりない暮らしができます。
それにプラスして、よく友人が言うgood for healthな暮らしができるのです。
私にとっては、ここは天国です。
唯一残念な点が、交通事情が悪すぎてとてもじゃありませんけど車には乗れないという事です。
ものすごく交通事故の多い国で、一週間に何度交通事故を目撃してる事でしょうか。
そういう世界です。
政府が飲酒運転の取り締まりの強化をしてますが、それでもやはり追いついてないというのが現状でしょう。
この辺りの事も、後先を考えないというタイの人たちの気質が関係してるのかもしれません。
そんな事を除けば、私にとっては日本よりもはるかに暮らしやすい場所です。
ファランの友人と話してると、「あなたはタイが好きなの?嫌いなの?」と思う部分がありますが、タイは好きだけど色々と言いたいことがあるようですね。
もしもどこかの国で、「ディスカッションしましょう。」と言われたら、気軽に応じてみてはいかがでしょうか?
なかなか面白いお話が聞けるかもしれません(^^
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よく質問される事があります。「旅をしたり、海外に移住したりしたいんですけど、英語は必要ですか?」と。今回は、この質問に対する答えと英会話の必要性について、ご紹介していきます。英会話の必要性[…]
終わりに、多くのタイの人たちはディスカッションは嫌いですよ(笑)
面倒な事は大嫌いですから…。
いかに、サバーイ(心地よく)、サヌック(楽しく)で生きていけるかが彼らの関心ごとなのです。