世界一周夫婦 2012年 スロベニア Slovenia Part1
スロベニアという国をご存じだろうか?
私は、旅をするまでスロベニアという国の事はほとんど知らなかった
ただ、ヨーロッパが好きでヨーロッパばかり旅してる母が絶賛していたという事だけだった
1991年に、旧ユーゴスラビアから独立した国、スロベニア。
ベネチアの対面にある国で、イタリアの文化の影響を強く受けている国だった
そして、自然豊かなアルプスの国
山に囲まれているため、空気も美味しく、なんとなく、日本のアルプス長野を思いだすそんな国だった
大きさは四国ほどの大きさしかない国
スロベニアの首都は「リブリャナ」
これまた、聞いたことが無い場所だった
リブリャナの旧市街は、ヨーロッパの街並みそのものだった
山の上のリブリャナ城へ
山の上から見下ろすリブリャナの街は、どことなくさみしい感じがしたのは気のせいだろうか
季節外れのリブリャナの街は、静かな静かな街だった
スロベニアで一番行きたかった地は、首都のリブリャナではなく、ブレッド湖のある街だった
ブレッド湖は、ヨーロッパの瞳と称される程、美しい輝きを持つ湖だ
何かの写真で見て、一度行ってみたいと思われてる方も多いはず
ブレッド湖の湖に浮かぶ教会があり、そこにも行ってみたかったのに、季節外れで待てどもボートが出発しなかった
私たちは諦めて、湖をぐるりと一周していたのだが
数時間後、出発地点に戻った時に、ボートはまだ出発していなかった
冬のヨーロッパならではの光景だ
日本のように、時間はきっちりしていない
どこの国でもそうだった
たとえ文明の発達したフランスでも、電車の時間は遅延は当たり前だった
地下鉄は、正確に動いていたけれども
そして、遅延したからと言って謝るのは、日本位のものだ
何度も何度も「申し訳ございませんでした」のアナウンスが響く日本の車内
外国人の人たちは、どう感じてるのだろうか
美しきブレッド湖は、歩くだけでも幸せな気持ちになる湖だった
一日いても飽きる事がない、そんな湖だった
山々が湖に反射する
鴨たちも幸せそうに泳ぐ
人々は、平和にこの美しき湖を眺めている
老後はこんな所で過ごしたい
本気で思ったブレッド湖
物への執着を手放すと、こういうものが欲しくなる
人間はなんて欲深き生きものなのか
スロベニアでは、宿の紹介記事を書かせていただき無料で宿泊させて頂いたのでのんびり過ごせた
自分に出来ることを指しだし、対価をいただく
そんな旅が心地よかった