ジョージアからトルコへ
ジョージアのトビリシを出発する
ジョージアのトビリシからズグディディまで夜行列車で移動する
スワネティ地方と呼ばれるロシアとの国境近くに、メスティア村と呼ばれる村がある
メスティアは、10~12mの塔の家が立ち並ぶ場所で、塔の家が立ち並ぶ理由は、外的から身を守るためのものだった
メスティアと言う村は、唯一復讐が許された村だったのだ
その話を聞いた時、「復讐が許された村って何?」という事で
実際に行ってみることにした
その拠点が、ズグディディという町だった
朝7時頃、列車はズグディディに到着する
まだまだ真っ暗闇だった
冬の夜は長いことを思い知らされることになる
そして、ズグディディからメスティアへ行くバスを待つ
が…
バスは全然来なかった
どうやら、雪のため、メスティアへ行くバスはこの日は運行されないようだった
4時間待って、その事実を知ることになる
いつ運行されるか分からないバスを待つ程気が長い旅はしていない
メスティアへ行く道は、弾丸絶壁を通るから危険だと言われたため、その場で復讐の許されたメスティア村は諦めることにした
危険の予測される場所にはいかないこと
旅する上での暗黙のルールだった
ズグディディから、次の目的地であるバトゥミへ行くことにする
バトゥミでの目的は、グルジア名物料理であるハチャプリの発祥地であるため、ハチャプリを食べることだった
バス(マルシェ)でズグディディからバトゥミへ
5時間程でバトゥミへ到着する
到着したバトゥミは、首都トビリシとは違って明るい感じの匂いがする街だった
トルコに近づいてきたのを実感する
目的のハチャプリは、最初の一口目「かなり美味しい」という感想を持つ
バター、チーズ、卵、日本にもあるような菓子パンのようなものだ
が…
日本にあるものとは比べものにならない位、濃いものだった
チーズ系の食べ物は結構好きな私でも、「もしかしたら、私はチーズがあまり好きな方じゃなかったのかも…」
と思ってしまう程のものだった
ピザなどが好きな方は、絶対好きであろうハチャプリだった
ちなみに、ハチャプリはジョージアにいる間中色々なところで食べたけれども
ここ、ハチャプリ発祥の地、バトゥミで食べたハチャプリがやはり一番美味しかった
復讐の村メスティアや、そのほか色々雪で行けなかった所はあるけれども
これでジョージアには未練はない
この足で、トルコに向かうことにした
地続きなジョージアとトルコだけれども、
この二つの国の間には時差があった
2時間の時差で、トルコの方が遅かったため、この日のうちにトルコまでたどり着けると判断し、そのままトルコへ向かった
旅人たちの間では、このように細かく町から町へ移動していくことを、「刻む」と言う
刻んだ移動は結構大変だという事を知ったジョージア