世界一周夫婦 ジョージアからアルメニアへ Republic of Armenia 2012年
今回の旅で、絶対に行きたい場所があった
コーカサス地方
私にとってなかなか気合を入れないと、行くのが難しい場所だった
歴史や様々な海外のニュースに興味のある方ならば、コーカサス地方の歴史は知ってるかもしれない
旧ソ連という悲しい歴史、そして民族紛争の過去を持つコーカサスの国々
だけれども、美しい自然がたくさんある国々
たどり着いたジョージア、アルメニアという国は、想像通りの国だった
ジョージアという国は、つい最近ジョージアと名前を変更した国だ
元はグルジアと言っていたが、グルジアと呼んでた国は、日本と後わずかな国だけだったのだ
旅中出会った外国の人たちは、みんなジョージアと呼んでいた
ジョージアの名前変更については、[【グルジアからジョージアに】名前変更の時が来た!大好きなコーカサスの地]にも書かせて頂いた
今回の旅で、コーカサス地方をどう周ろうか、色々考えた結果
トルコからグルジアへ飛び、グルジアからアルメニアに先に行き、アルメニアからグルジアに戻ってくるというプランをたてる
なぜこんな面倒なルートにしたのかと言うと
トルコとアルメニアは仲が悪い国のため、国境が閉ざされてるのだった
そのため、トルコからアルメニアに行きたい場合は
・イラン経由
・トルコ→グルジア→アルメニアとグルジア経由
このどちらかのルートを取る必要があったのだった
雪でなかなか移動が難しいという話は聞いていたが、行ってみると想像以上の雪と寒さだった
トルコのイスタンブールから、ジョージアへ飛ぶ
ジョージアでアルメニア行きの列車のチケットを購入しようと、チケット売り場まで行くと、なかなかよい時間帯の列車が無かった
どうやら、毎日列車が出る訳ではないらしかった(1日おきでその月によって時刻表が変わる)
ジョージアで、アルメニア行きの列車のチケット売り場は、ショッピングセンターの中にあった
どうしようか迷ってると、「バスなら今日出発するはずだよ」と駅員さんに教えて貰う
列車は諦めて、バスでアルメニアに向かうことにする
駅員さんに言われた通りの道を進み、バス乗り場に行く
バス乗り場は意外と簡単に見つかった
アルメニア行きのバスに乗る
バスと言っても、小さなミニバス(マルシェ)だった
ジョージア、アルメニアでは、ミニバスのことをマルシェと呼ぶ
このバスで、のちにホームステイをさせていただく事になるポーランドファミリーと知り合う
吊り橋効果とでも言うのだろうか
実はこのジョージアからアルメニアまでの移動はかなり大変な移動だったのだった
運転手さんの運転は荒く、道は雪道で滑る
それでいての山越えだった
まさか、こんなにも悪路だなんて、想像もしていなかった
車酔いをするという方は、酔い止め必須の道だった
もちろん、アジアの道路と比べると、まったくもって悪路ではない
でこぼこ道でもなかった
けれども、何度となくジョージアでバスなどに乗ったが、ジョージアの運転手さんは運転の荒い人が本当に多かったのだった
一歩間違えれば、本当に今頃この世にいなかったかもしれない
急ブレーキをかける度に、みんなの荷物が落ちてくる
荷物の中には、ジョージアからアルメニアに運ぶために運転手が運ぶ荷物もたくさん乗ってたのだった
子供もいた為、かなり危険だった
アルメニアは海がない国のため、物資はミニバスの運転手がグルジアからアルメニアに運んだりする国だった
みかんなどの果物が、子供の頭に命中した時に、さすがにポーランドのママはきれた
「もっと安全運転してよ」と怒鳴る
だけれども
残念なことに、運転手らに英語は通じなかったのだった
怖い思いをしたのもあり、急速に仲良くなった
そんなグルジアからアルメニアへのバス移動だった