大好きな町、ポカラinネパールでの過ごし方

あの日もまた、ラジの家族と過ごしてた

ラジの家にて

一度ラジに、「節約して旅してるんだよ」という話をした事がある

その話を聞いたラジは、「だったらご飯はうちで食べなよ」と言う

ラジのおうちは、正直言ってその日暮らしのおうちだった

明日食べる食料も無いかもしれない、あの時はそんな暮らしをしてたのに

ラジの家にて

多分、ヒンドゥ教という宗教上の理由なんだと思う

困ってる人を見たら、助けなさいという

ネパールでは、例えば食堂でご飯を食べてると、無言で手を差し出してくる人たちがとても多い

ラジと一緒にいる時も、そういう人たちに遭遇した

ラジはいつも、お金を渡すのだ

明日のことは考えずに、今日を生きていたのだ

これは、ラジに関わらず

ネパール人の友人と一緒にいるとみんなそうしてたのだった

ラジの家にて

いつだったか、ラジの携帯が止まったことがある

「携帯代払えなかったよ」

と笑うラジ

その時ラジは、プリペイドの携帯を使っていて、プリペイドを購入できなかったのだ

次の日から

ラジの家にて

本当に毎日ごはんを作ってくれたラジの奥さん

せっかくなので、ラジファミリーと一緒に食事をして過ごす

ラジの家にて

ラジの奥さんは、ゲストハウスで料理を作ってた事から、かなり料理上手だった

どこのレストランで食べるご飯より、奥さんのごはんは美味しかった

ラジの家にて

そんな時、日本からラジの友達がポカラにやってきた

新潟のたかしさん

新潟のたかしさんもまた、旅好きで特にタイとネパールが好きな旅人だった

たかしさんに言われた事

「一生のうち、一度はがむしゃらに頑張りなさい」

たかしさんは、言葉通り、一生のうち一度がむしゃらに頑張って、今を悠々自適に過ごしてる、そんな人だった

そして本を何冊も書けてしまう位、海外で色々と面白い体験をしてた人だった

商売人のたかしさんと私たち世界一周夫婦は、色々な面で気が合った

ラジの家にて

たかしさんが来てから

ラジの家で、夜は毎晩パーティだった

最後の日

ラジの奥さんと一緒に買い物へ行き

ラジの家にて

いつも奥さんが買い物をしてた商店で鶏肉を買った

ラジの奥さんが作ってくれる料理は、どれもこれも最高だったけれども

いつもお肉は入ってなかった

豆と野菜のみの料理だった

鶏肉と、しばらく食べて行けるだけのお米と豆をプレゼントした

ラジの家にて

今までのお礼に

最後の日、たかしさんはまだまだ旅の続く私たちにシャケの缶詰をくれた

旅中は、しゃけの缶詰はかなりの貴重品だった

ラジの家にて

たかしさんとは

その後の物語もある

ラジのその後

去年の私の誕生日の日に、ネパールから電話が来た

その時、ラジの今を聞いたら

ゲストハウスを始める準備をしてるという

ラジの家にて

嬉しかった

また、ラジがゲストハウス出来るんだ

ラジの家にて

次にポカラに行く時は

ラジのゲストハウスに泊まろうと思う

ラジの家にて
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