ペイフォワード~世の中には二種類の人間がいる~

「世の中には二種類の人間がいる。『カラマーゾフの兄弟』を読破したことのある人と、読破したことない人だ」

村上春樹が、「ペットサウンズ」のあとがきで、こんなことを述べていた

野良鳥

世の中には、二種類の人間がいるんだと思う

「同じ場所ばかり旅する人間と、同じところは旅しない人間だ」

花

私たち世界一周夫婦は、両方とも前者だった

春樹も好きだけど、それ以上に私はドストエフスキーが大好きだった

世界一周に、重たいカラマーゾフを持参し、自ら読み、そして世界一周夫婦旦那tomoにも読んで貰う

読み終わる度に、バックパックが軽くなっていくのは快感だった

一度旅すると、その国を気に入る事が多い

中でも特に、大好きなのが「タイ」という国だ

何十回リピートしてるか、もう既にわからない国

ラジの家

ネパールもインドも大好きだけれども

なかなか行くのは難しい国だから

期限付きで旅行に行く時には、行かないと決めた

ネパールやインドは、カレンダーや時計なんてなしに旅したい国だった

ラジの家にて

「なんでそんなにネパールが好きなの?」

よく聞かれる質問だった

「好きになるのに、理由なんてない」

ただ、そこが好きだから

ただ、それだけ

理由を探してしまったら

なんとなく、ネパールを好きなことがちっぽけに感じられてしまう

ラジの家

だから、いつもこう答える

「ただ、好きなだけなんです」と

ラジの家

何がある訳ではない

むしろ、何もない

電気も、毎日ない

温かいシャワーも毎日出ない

だけど

そこには、たくさんの「やさしさ」があった

ラジの家

たくさんの「出会い」があった

忙しい毎日を送ってると

「誰かのために何かをしよう」

という気にそうそうならないのではないか

疲れてると、特に

ネパールの人たちは違う

いくら自分が疲れてても

「誰かに何かをしたい」

という気持ちがある

打算ではなく、素でなのだった

ラジの家

世の中には、2種類の人間がいる

誰かに何かをして貰いたいと思う人間と、誰かのために何かをしてあげたいと思う人間とだ

ラジの家族や友達と

どちらが幸せか

一目瞭然だと思う

この子たちと出会わなければ

恐らく「フェアトレード」はしなかったと思う

ラジの子供

「ペイフォワード」

ほぐしかふぇのアルバムに書いた言葉

して貰ったことを次の誰かに

という意味だ

旅中、何度も何度も現地の人に助けられてきた

助けてくれた人たちは、みんな同じことを言う

「ペイフォワード」

ラジの子供と

だから

私たちも

ペイフォワード

そしていつの日か必ず

して貰った人にもきちんと返したいと思ってる

ペイフォワード

ラジの子供と
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