タイを訪れる理由~すべての歴史はそこから始まった~

「今度はいつタイに来るの?」

「また秋位になりそうだよ」

つい数日前、私とタイ人の友人であるカンとの間でかわされた会話だ

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カンと出会ったのは、もう約10年ほど前のこと

カンと出会うことによって、今のほぐしかふぇがあり、今の私たちがいる

そう言っても過言でも無いほどのこと

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あの頃の私たちは、まだタイ独特の暑さに慣れてなかった

そして、あの頃の私たちはまだ、「これ食べなよ」と言われて出された食べ物を気軽に食べられる程、旅慣れしてなかった

色々なことを警戒しながらタイでの毎日を過ごしてた

「お水は買って飲まなきゃダメだ」

とか

「氷入りのジュースは飲んじゃダメだ」

とか

言われるままに過ごしてた、まだ旅慣れない時代だった

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マッサージの勉強をタイでしてた私たちにとって

その時出会ったカンはマッサージの先輩だった

そして、初めてタイで出来た友達だった

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日本では、タイでは騙す人がいるから気を付けないといけない

と言う情報が氾濫してた

「だます人がいる」と言うのも事実であり、「そうじゃない人もいる」
と言うのも事実だ

みんながみんな、だます人だったら、タイという国はかなりおかしな国なはず

「良くないニュース」と言うのは、拡張されるスピードが速く、「良いニュース」と言うのはそこまで拡張されないというのが世の常なのだ

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タイで交流が続いてる友人は何人もいるけど

カンは特別だった

「マッサージの道」に進むきっかけを作ってくれたのは、彼女だったから

あの時からずっと
カンとは繋がっていた

繋がっていたというと、語弊があるかもしれない

カンが携帯を持ってなかった時代は
手紙が唯一の連絡手段だったから

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今回も、カンに会うのがタイに行く目的だった

彼女に会ってから
世界一周をしたかったから

その時、カンは実家であるカンボジアの近くの田舎町にいた

車じゃないと、行くのが不便な場所で

もちろん、観光客が行くような場所じゃなかったため

その時の私たちには行く手段が見つからなかった

更に洪水の被害が蔓延してる時だったので

なおさらだった

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どうしようかと考えてた時に

カンのお兄さんが車を出してくれることになり、カンの田舎に行けることになった

が、
結果的には
その時彼女に会えなかった

洪水の被害が拡大し
タイを早めに出国しなければならなくなってしまったから…

カンは2回、泣いたことがある

その時の電話で

そしてカンがロシアに出稼ぎに行ってる時に、彼女のお兄さんが亡くなった時

その2回だけ

日本人のように、行きたい時に行きたいところに行ける訳じゃない
彼女の家の事情

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カンに子供が生まれ
写真を送ってくれる今

「こんなに大きくなったんだよ」と笑う彼女

いつも笑ってる彼女

彼女を見てると
小さな事を不満に思ったり、将来のまだ起こってないことに対する不安を感じる自分と言うのがちっぽけに思えてくる

「彼女みたいに生きたい」

10年前の私は、そう思ったことで、考え方を変えるようになった

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これが私と彼女との出会い

時が流れ

まだ、子供だった彼女の息子は高校生になった

私たちがマッサージのお店を始めたというと、とっても喜んでくれた

そして息子は昔は英語なんて話せなかったのに、今ではペラペラだ

お母さんのことを色々メールで教えてくれる

最近彼女が出来た彼女の息子

彼の選んだ彼女は、お母さんにそっくりなよく笑う子だった

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いつか彼女が私にいった言葉

どこにいても

何をしてても友達だよ

ずっと

グッドラック!

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